プロジェクト管理は、管理可能な課題となる場合もあれば、予算を圧迫する課題となる場合もあります。非常に大規模で複雑なプロジェクトでは、特定のソフトウェアやサービスの活用が不可欠ですが、プロジェクトによっては、他の方法で管理・運営できる場合もあります。
参照: 採用キット: プロジェクトマネージャー (TechRepublic Premium)
例えば、Google カレンダーがプロジェクト管理に役立つ優れたツールだということをご存知でしたか?Google カレンダーは無料で、プロジェクト管理専用に作られたものではないことを考えると、少し奇妙に思えるかもしれません。しかし、テクノロジーを使いこなしている人なら誰でも、本来の目的を超えて、様々な用途に活用できることをご存知でしょう。Google Workspace のツールもその例外ではありません。
Google カレンダーをプロジェクト管理ワークフローにどう取り入れればよいでしょうか?すぐに始められるように、いくつかヒントをご紹介します。
プロジェクト管理にGoogleカレンダーを使用するために必要なもの
必要なのはGoogle Workspaceアカウントだけです。無料版でも利用できるので、予算が限られている方や立ち上げたばかりのスタートアップ企業にとっては非常に便利です。
Googleカレンダーをプロジェクト管理ツールに変える方法
プロジェクト専用のカレンダーを作成する
Google Workspace を使用すると、必要な数のカレンダーを作成できます。多くのユーザーはこのオプションを忘れて、デフォルトのカレンダーで作業してしまいます。これは良い考えではありません。デフォルトのカレンダーを使用するのではなく、プロジェクトごとにプロジェクト固有のカレンダーを作成する必要があります。これにより、誰が何を閲覧できるか、各ユーザーが各カレンダーをどのように操作できるかをより詳細に制御できます。
Google Workspace で新しいカレンダーを作成する方法は次のとおりです。
- Google Workspace アカウントにログインします。
- カレンダー アプリを開きます。
- 左側のナビゲーションで「その他のカレンダー」を見つけます。
- +をクリックします。
- ポップアップから「新しいカレンダーの作成」をクリックします。
- 表示されるウィンドウ (図 A ) で、カレンダーに名前と説明を入力し、必要に応じてタイムゾーンを変更します。
- [カレンダーを作成]をクリックします。
図A

カレンダーを作成したら、チームと共有する必要があります。手順は以下のとおりです。
- 左側のナビゲーションで新しいカレンダーを見つけてクリックします。
- 表示されるウィンドウで、「特定のユーザーと共有」セクションを探します。
- 「ユーザーを追加」をクリックします。
- カレンダーにアクセスする必要があるユーザーの名前またはメール アドレスを入力します。
- 新しい名前を追加するときは、それに応じて権限を編集してください (図 B )。
- 「権限」ドロップダウンから必要に応じて権限を設定します。
- [送信]をクリックします。
図B

権限設定には注意が必要です。チームメンバーの中には、読み取り権限のみが必要なメンバーもいれば、読み取りと書き込みの権限が必要なメンバーもいれば、読み取り、書き込み、管理の権限が必要なメンバーもいるかもしれません。権限を適切に選択すれば、チームカレンダーは効果的に機能します。
会社のサイトにカレンダーを追加する
チームにGoogleカレンダーを直接参照させる代わりに、会社のウェブサイトにカレンダーを追加することもできます。これはおそらくウェブデザイナーに任せる必要があるでしょうが、WordPressなどのツールを使えば、実は非常に簡単です。
新しいカレンダーオプションページの下部に、埋め込みリンクがあります。これを使用して社内ウェブサイトにカレンダーを追加すれば、チームメンバーは会社のウェブサイトを離れることなくカレンダーを閲覧できます。ただし、公開URLやアドレスではなく、埋め込みコードを使用してください。
埋め込みリンクを賢く配置すれば、チームはプロジェクト カレンダーをブックマークしたり探したりする必要がなくなります。
組み込みのタスク機能を使用する
Googleカレンダーにはタスク機能が搭載されています。カレンダー上のすべての予定をイベントとして作成するのではなく、タスク機能を活用することをお勧めします。タスク作成機能では、タスクをカテゴリに割り当てることができます。さらに、新しいGoogleカレンダーにタスクを追加すると、右側のサイドバーからタスクとして表示されます(図C)。
図C

マーケットプレイス統合を使用する
Googleカレンダーだけでは物足りない場合は、いつでも連携機能を追加できます。マーケットプレイスには、プロジェクト管理に特化した連携機能が多数用意されています。例えば、以下のような機能です。
- トレロ
- アーサナ
- ライク
他にもまだまだあります。これらの連携機能はそれぞれ異なりますが、そのほとんどはサードパーティサービスのタスクやカードをカレンダーに反映してくれるので、非常に便利です。
Googleカレンダーの4つのヒント
以上、Googleカレンダーを実用的なプロジェクト管理ツールに変える4つのヒントでした。もしかしたら、あなたのワークフローにぴったり合うツールが見つかるかもしれませんし、結果的にコスト削減にも繋がるかもしれません。
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