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グレッグ・シュルツ
グレッグ・シュルツ
DOS 4.01 のシェルは、一般的な DOS コマンドを使用するだけでなく、アプリケーション プログラムをより簡単に実行できるようにするメニュー システムとして設計されました。
シェルは、「スタート」と「ファイル システム」という2つの異なるインターフェースで構成されていました。「スタート」インターフェースはスタートメニューの前身、ファイル システムはWindowsエクスプローラーの前身と考えることができます。
ご覧のとおり、メイングループには「コマンドプロンプト」、「ファイルシステム」、「色の変更」、「DOSユーティリティ」の4つの項目が含まれています。4つ目の「DOSユーティリティ」は、実際にはサブグループです。
DOS 4.01のシェルをキーボードから操作するには、[F10]、[Tab]、矢印キーを組み合わせて使用していました。さらに便利な方法として、ドライバをインストールしてマウスで操作することもできました。

メイン グループからコマンド プロンプト項目を選択すると、コマンド ラインにアクセスして作業できますが、「Exit」と入力すると簡単にシェルに戻ることができます。

デフォルトの配色が気に入らない場合は、メイングループから「色の変更」を選択し、4つの配色から1つを選択できます。ただし、カスタム配色を作成することはできません。

メイングループから「DOSユーティリティ」を選択すると、「DOSユーティリティ」サブグループが開き、利用可能なDOSユーティリティを簡単に実行できます。ご覧のとおり、「固定ディスクのバックアップ」コマンドを選択すると、適切なコマンドラインパラメータを入力できるダイアログボックスが開きます。Enterキーを押すと、コマンドラインがコマンドプロンプトに渡され、操作が開始されます。

現在のスタートメニューと同様に、「スタート」→「プログラム」→「メイングループ」にカスタムサブグループを追加できます。「グループ」メニューから「追加」コマンドを選択すると、「グループの追加」ダイアログボックスでカスタムサブグループを作成できます。

カスタム サブ グループを作成したら、[プログラムの追加] ダイアログ ボックスを使用してグループにプログラムを追加できます。

DOS 4.01シェルでヘルプが必要な時は、F1キーを押すだけで済みました。すると、原始的ながらも非常に包括的なヘルプシステムにアクセスでき、利用可能なオプションを一つ一つ詳しく説明してくれました。そして何より素晴らしいのは、ヘルプシステムが状況に応じて変化することです。

ファイルシステムを見てみると、今日私たちが使っているWindowsエクスプローラーというファイル管理ツールの起源が分かります。一番上には、基本メニューが並んだメニューバーがあり、その下にドライブバーがあります。インターフェースの主要部分は、左側のディレクトリツリーと右側のファイルリストで構成されています。

DOS 4.01 シェルのファイル システム ツールの優れたファイル管理機能の 1 つは、2 つの異なるファイル リストを表示できるため、2 つのディスク ドライブの内容、または同じディスク ドライブ上の 2 つのディレクトリの内容を同時に表示できることです。

2 つの異なるファイル リストを表示できることの最大の利点は、ある場所から別の場所にファイルを簡単にコピーできることです。
今日の Windows エクスプローラーのドラッグ アンド ドロップにより、基本的にこのようなデュアル ディスプレイは必要なくなりますが、Windows エクスプローラーにこの古い機能があれば便利な場合があります。

ファイルリストでファイルを選択すると、「ファイル」メニューのコマンドがアクティブになります。「開く」コマンドを使用して、データファイルをネイティブアプリケーションで開くことができます。また、「関連付け」コマンドを使用して、ドキュメントタイプをアプリケーションに関連付けることもできます。

ファイルを整理するには、[オプション] メニューから [表示オプション] コマンドを選択し、ファイル リスト内のファイルをフィルター処理および並べ替えることができます。

複数のファイルを選択した場合は、[オプション] メニューから [情報の表示] コマンドを選択して、選択したファイルの合計サイズを確認できます。

ファイルシステムツールの使用を終了するには、「終了」メニューにアクセスして「ファイルシステムの終了」コマンドを選択するか、ショートカットキー[F3]を押します。どちらの操作でも、「スタート」→「プログラム」画面に戻ります。

シェルの操作を完全に終了したら、「終了」メニューにアクセスして「シェルの終了」コマンドを選択するか、ショートカットキー[F3]を押します。どちらの場合も、コマンドプロンプトが表示され、コンピューターの電源を切ることができます。
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