右端の長いテキストは通常、次の行に折り返され、空白が残ります。Word のオプションの改行文字を使用すると、Word ではなくユーザーが改行を制御できるため、便利な回避策となります。
長い単語やフレーズが右端にはみ出すと、しばしば問題が発生します。Wordは長いテキストを1つの単語として扱い、次の行に折り返してしまうため、前の行の右端に大きな隙間ができてしまいます。これは見苦しく、よく見かけます。
上記の問題を解決する最も簡単な方法は、実際のURLを表示する代わりに、既存のテキストにハイパーリンクを追加することかもしれません。しかし、もしそのオプションがないとしたらどうでしょう。幸いなことに、Wordでは、幅のない任意の改行(または複数の改行)を挿入することで、連続した長い文字列を分割することができます。改行した文字は見えませんが、Wordはそれをスペースとして認識します。
この文字を挿入するには、次の手順を実行します。
- 文字を挿入したい場所にカーソルを置きます。例えば、URL内の各スラッシュの後に文字を挿入したい場合などです。
- 「挿入」タブをクリックし、「記号と特殊文字」グループの「記号と特殊文字」をクリックします。「その他の記号と特殊文字」を選択して、「記号と特殊文字」ダイアログボックスを開きます。Word 2003では、「挿入」メニューに「記号と特殊文字」があります。
- [特殊文字]タブをクリックします。
- 幅なしのオプション改行を強調表示します。
- [挿入]をクリックします。
URLを見ただけでは何かあるか分かりませんが、実はあります。ダブルスラッシュとシングルスラッシュの後にそれぞれ改行を挿入しました。任意の改行を表示するには、「ホーム」タブをクリックし、「段落」グループの「表示/非表示」をクリックします。任意の改行は小さな四角形で表示されます。Wordはこれらの文字を使って適切な位置でURLを改行します。改行位置はユーザーが制御できます。
URLは単なるサンプルテキストです。このオプションの改行文字を使用すると、URLだけでなく、あらゆる種類の連結テキストを改行できます。

スーザン・ハーキンス
スーザン・セールス・ハーキンスは、デスクトップソリューションを専門とするITコンサルタントです。以前は、世界最大の技術雑誌出版社であるコブ・グループの編集長を務めていました。