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セキュアシェルを使ってLinuxサーバーをリモート管理している場合は、お近くのChromebookをご利用ください。Jack WallenがChrome OSからSSHを使用する手順を解説します。

Linuxサーバーの管理に、普通のノートパソコンを持ち歩くのはもうやめましょう。Chrome OSは高速で、クラッシュの可能性も低く、価格も手頃なので、ChromebookはリモートLinuxサーバーのモバイル管理ツールとして最適です。
別のLinuxマシンから作業している場合は、それらのサーバーへのSSH接続は簡単です。Windowsプラットフォーム内でも、PuTTYを使用できます。では、Chrome OSからセキュアシェルを使用するにはどうすればよいでしょうか?かつては、Croshシェルを開いてsshコマンドを使うだけで簡単にできました(Linuxマシンと同じように)。しかし、sshコマンドはCroshから削除されたため、Chrome用のSecure Shell拡張機能をインストールする必要があります。
セキュアシェル拡張機能のインストール
- Chromebook で Chrome を開きます。
- Secure Shell 拡張ページを指定します。
- 「Chrome に追加」をクリックします。
- プロンプトが表示されたら、「アプリを追加」をクリックし、拡張機能のインストールを許可します。
アプリリストにSecure Shellアイコンが表示されます。アイコンをクリックして拡張機能を開いてください。
セキュアシェル拡張機能の使用
拡張機能は開いたら簡単に使えます。ユーザー名、ホスト名、ポート番号(3つとも必須)を入力し、「接続」ボタンをクリックするか、Enterキーを押すだけです(図A)。
図A

Secure Shell 拡張機能の動作。
接続すると、サーバーの見慣れたターミナルが表示されます(図B)。通常のSSHセッションと同じように認証情報を入力してください。
図B
System76 Lemur 上で実行されている Ubuntu サーバーに接続しました。
成功したセッションから切断すると、Secure Shell 拡張機能はその接続を記憶し、すぐに再接続できるようになります。ウィンドウ内の以前の接続をクリックすると、そのセッションが再度開きます。これで準備完了です!
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ジャック・ウォーレン
ジャック・ウォーレンは、TechRepublic、The New Stack、Linux New Mediaなどで受賞歴のあるライターです。20年以上にわたり様々なトピックを執筆し、オープンソースの熱心な推進者でもあります。ジャック・ウォーレンに関する詳細は、ウェブサイトjackwallen.comをご覧ください。