データ範囲全体を選択するための簡単な方法と同等のキーボード ショートカットを次に示します。
Excelでは、データセット全体を操作することがよく行われます。データの移動、フィルターや一般的な書式の適用、表への変換などが必要になる場合があります。データ範囲を選択する理由は様々ですが、特に複数の画面にまたがる大きな範囲で作業している場合は、いくつかの選択手順を踏む必要があるかもしれません。幸いなことに、データ範囲全体を素早く簡単に選択する方法があります。
データ範囲を選択するには、次のように [移動] 機能を使用します。
- データ範囲内の任意のセルをクリックします。例えば、データ範囲A1:C9(下図)を選択するには、A1からC9までの任意のセルを選択できます。
- [F5]を押します。
- [移動] ダイアログで、左下隅にある [特別] ボタンをクリックします。
- 表示されるダイアログで、「現在の地域」オプションをクリックします。
- [OK] をクリックすると、Excel は現在のデータ範囲 (現在の領域) を選択します。
ここで言う「現在の 領域」とは連続したデータを指しますが、連続したデータブロックには空白が含まれる場合があります。例えば、上記のデータ範囲でセルD10とE7にデータがある場合、この機能ではD列とE列、そして10行目が選択範囲に含まれます。データ範囲内に空白セルがあっても問題ありません。
この機能を使うとデータ範囲の選択が簡単になりますが、同じ操作を行うキーボードショートカットがあります:[Ctrl]+[Shift]+8。頻繁に使用する場合は、このキーボードショートカットを覚えておくと便利です。

スーザン・ハーキンス
スーザン・セールス・ハーキンスは、デスクトップソリューションを専門とするITコンサルタントです。以前は、世界最大の技術雑誌出版社であるコブ・グループの編集長を務めていました。