Borgmaticでデータベースをバックアップする方法 - TechRepublic

Borgmaticでデータベースをバックアップする方法 - TechRepublic
現代のデータセンター:エンジニアとITスペシャリストがサーバーラックを操作し、会話を交わし、ノートパソコンでシステムメンテナンスチェックを実施。データベース診断の概念、サイバーセキュリティチェック
画像: ゴロデンコフ/Adobe Stock

先日、オープンソースのバックアップソリューション「Borgmatic」のインストール手順を解説しました。そのチュートリアルでは、Borgmaticを使ってLinuxサーバーのディレクトリをバックアップする方法をご紹介しました。今回は、同じツールを使ってデータベースを簡単にバックアップする方法をご紹介します。

Borgmaticは、MySQL、PostgreSQL、MongoDBなどのデータベースをバックアップできます。単一のデータベース、複数のデータベースのコレクション、あるいはすべてのデータベースをバックアップできます。さらに素晴らしいのは、操作が非常にシンプルだということです。

Borgmatic のディレクトリとデータベースのバックアップ機能を組み合わせると、データの信頼性の高いバックアップを確実に確保できる非常に優れたソリューションが得られます。

Borgmatic でデータベースをバックアップするのがいかに簡単か見てみましょう。

参照: 知っておくべきオープンソースと Linux の用語 40 選 (TechRepublic Premium)

必要なもの

これを機能させるには、次のものが必要です。

  • BorgmaticがインストールされたLinuxの実行インスタンス
  • バックアップするデータベース
  • sudo権限を持つユーザー

準備が整ったら、これをセットアップしましょう。

新しい設定ファイルを作成する方法

次のコマンドで新しいバックアップを作成しましょう。

generate-borgmatic-config -d database.yaml

これにより、database.yaml という名前のファイルが作成され、ここでデータベースのバックアップが構成されます。

次に、次のコマンドでデータベース バックアップ用の新しいリポジトリを初期化します。

borg init -e repokey database.borg

データベースのバックアップを構成する方法

次のコマンドで新しいファイルを編集用に開きます。

nano database.yaml

まず、リポジトリセクションを編集して、新しく初期化したデータベースリポジトリを反映させます。セクションの内容は以下のようになります。

repositories:

- database.borg

次に、データベースのバックアップを設定するために必要なコード行をコメントアウトする代わりに、新しいセクションを作成します。次の行を見つけます。

# hooks:

その行の下に、次のような MySQL データベースの構成を作成しましょう。

hooks:

mysql_databases:

- name: DBNAME

username: USERNAME

password: PASSWORD

どこ:

  • DBNAMEバックアップするデータベースの名前です(すべてのデータベースをバックアップするには all を使用します)
  • USERNAMEバックアップするデータベースへのアクセス権を持つMySQLユーザーである
  • PASSWORDデータベースへの権限を持つユーザー名のパスワードです

例えば、employees、customers、productsというデータベースを、ユーザー名dbuserとパスワードでバックアップしたいとします&ut#19-IotR。その設定は次のようになります。

hooks:

mysql_databases:

  • name: employees

username: dbuser

password: &ut#19-IotR

  • name: customers

username: dbuser

password: &ut#19-IotR

  • name: products

username: dbuser

password: &ut#19-IotR

各データベースに異なるユーザー名またはパスワードがある場合は、必要に応じて設定できます。また、PostgreSQLまたはmongodbデータベースをバックアップする必要がある場合、これらのセクションは似たようなものになりますが、 または で始まるだけpostgresql_databases:ですmongodb_databases

ファイルを保存して閉じます。

バックアップを実行する方法

次のコマンドで初期バックアップを実行します。

sudo borgmatic --config database.yaml --verbosity 1

まず、sudo パスワードの入力を求められます。続いて、database.borg リポジトリ用に作成したパスワードを入力します。認証に成功すると、バックアップが開始され、エラーなく完了します。バックアップが完了すると、database.borg ディレクトリにデータが表示されます。

これが、Borgmaticを使ったデータベースのバックアップ方法です。自動実行の設定方法については、オリジナルのチュートリアルをご覧ください。

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