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Access 2003 および 2002 には、Excel ファイルから Access テーブルにデータをインポートするためのウィザードが含まれていますが、ウィザードのすべての手順を自動で実行するコマンドボタンを作成したい場合もあるでしょう。Mary Ann Richardson が、この機能を定期的に実行する必要がある場合の対処法を説明します。
Access 2003 および 2002 には、Excel ファイルから Access テーブルにデータをインポートするためのウィザードが含まれていますが、その機能を定期的に実行する必要がある場合は、ウィザードのすべての手順を自動的に実行するコマンド ボタンを作成すると便利です。
例えば、支店の全従業員の月次労働時間レポートをインポートする必要があるとします。支店はこの情報を「労働時間」というExcelワークシートに入力しています。コマンドボタンを作成するには、以下の手順に従います。
- デザイン ビューで新しいフォームを開きます。
- ツールボックスのコマンド ボタン ツールをクリックします。
- ツールを配置するフォーム内の場所をクリックしてドラッグします。
- 必要に応じて、[キャンセル] をクリックしてコマンド ボタン ウィザードを閉じます。
- コマンド ボタンを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
- [イベント] タブをクリックし、[クリック時] プロパティ ボックスをクリックします。
- ドロップダウンリストから[イベント プロシージャ]を選択します。
- [ビルド]ボタンをクリックします。
- プロンプトに次のコードを入力します。
エラー時にGoTo Err_CmdImportExcel_Click DoCmd.TransferSpreadsheet 転送タイプ:=acImport,
テーブル名:="労働時間", ファイル名:="C:/Personnel/労働時間.xls",
フィールド名を持つ:=TrueExit_CmdImportExcel_Click:
サブを終了
Err_Command13_クリック:
メッセージボックス エラー説明
再開 Exit_Command13_Click
- [Alt]Qを押します。
コマンドボタンを押すと、Excelファイルのデータが「Hours Worked(労働時間)」テーブルに取り込まれます。Excelは毎月、ワークシートをアーカイブし、「Hours Worked.xls」という名前の新しいワークシートを作成して、翌月の新しいデータを収集します。その月の末にコマンドボタンを押すと、Accessデータベースの「Hours Worked(労働時間)」テーブルの末尾に新しいデータが自動的に追加されます。
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メアリーアン・リチャードソン