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イントラネットまたは通常のインターネット経由で他のマシンにアクセスできるようにするには、VNC クライアントを用意しておくことが重要です。
有能なIT担当者やシステム管理者であれ
ば、たとえオフサイトであっても、常に可能な限り対応可能です。トラブルが発生し
、複雑なソフトウェアの問題をクライアントに対話形式で説明し
たり、リモートサーバーのトラブルシューティングをグラフィカルに実行したりする必要がある場合、またTelnetやSSH
セッションでは不十分な場合など、
イントラネットまたは通常のインターネット経由で他のマシンにアクセスできるように、VNCクライアントを手元に用意しておくことが重要です
。もちろん、適切なハンドシェイクと接続
を容易にするために、接続先マシンで事前にVNCサーバープロセスが実行中であることが前提となります。ここでは、
リモートからVNCサーバーに接続する
際に役立つ5つのアプリをご紹介します。
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5つのアプリ
1. VNCビューアプラス
99.99ドルという有料アプリではありますが、VNC Viewer
Plusはその価値に十分見合う価値があるかもしれません。標準的な
VNC接続機能に加え、
Advanced Management Technologyを搭載したIntelハードウェアとの通信も可能で、 VNCでは
OSレベルでしか制御できませんが、
VNC Viewer Plusなら文字通りPC全体を完全に制御できます。

2. TightVNCビューア
豊富な実績を持つリモートデスクトップツールをお探しなら
、TightVNCは間違いなく検討する価値があります。
サイトで提供されている旧バージョン1.3では、サーバーとビューアソフトウェアは
Windows 95およびNT 4.0以降のバージョンで使用できます。また、JPEG
圧縮を利用することで、帯域幅を節約し、リモートセッションのレンダリング遅延を削減できます
。ソースコードはGPLv2ライセンスで、
フリーウェアとして入手可能です。

3. タイガーVNC
当初は未リリースのTightVNC v4ブランチの直接的な継承として構想された
TigerVNCは、いわば独自の進化を遂げ(しゃれを
意図しています)、開発側によるセキュリティ強化とバグ修正に加え、より現代的なインターフェースを提供しています
。それ以外にも、TigerVNCは
元のプロジェクトとほぼ同様の動作をするため、
GPLv2ライセンスの下でフリーウェアとして提供されています。

4. ウルトラVNC
あらゆる表示オプションを指先一つで操作できるリモートデスクトップツールといえば、UltraVNC はまさにうってつけです。
セッションに参加する前に、あらかじめ定義された接続
品質設定から選択できるため、後から設定メニューをいじくり回すことなく、すぐに作業を開始できます。また、
ネットワーク経由で接続先のマシンにテキストメッセージを送信し、他のユーザーが閲覧できる
チャット機能も備えています
。UltraVNC はドネーションウェアとして無料で入手できます。

5. SmartCode
Web VNCビューア
専用のソフトウェアVNC
ビューアクライアントを使いたくない場合は、SmartCode Solutionsが提供するActiveXベースのVNCビューアをご利用ください。
機能は少ないものの、通常のビューアとほぼ同様に動作します。また
、ActiveXが必要なため
、Javaアプレットのような一般的なツールではなく、Internet Explorer 8以降でのみご利用いただけます。このWeb
サービスは無料でご利用いただけます。


マシュー・ナウロッキ
かつて熱心なテクノロジーライターであり、ITの達人でもあるマシューは、ソフトウェア、ハードウェア、そしてウェブの最高の情報をTechRepublicの読者に届けることに尽力しています。TechRepublicでの執筆に加え、マシューは現在、カリフォルニア州サンタアナにあるUltimate Softwareでカスタマーサクセスプロフェッショナルとして働いています。