
環境変数はコンテナの重要なピースです。この機能を使用すると、デプロイするコンテナに必要な変数を定義できます。例えば、MySQLに依存するフルスタックアプリケーションをデプロイするとします。そのデプロイメントに必要なデータベース、パスワード、ユーザーなどを定義したい場合があります。そのためには、環境変数を使用します。
参照:採用キット: バックエンド開発者(TechRepublic Premium)
コマンドラインでのデプロイメント(Docker-compose など)で環境変数を使用する場合、環境変数は .env ファイルで定義されます。.env ファイル内では、変数はキーと値のペアで定義されます。例:
VARIABLE1_NAME=some value
VARIABLE2_NAME=another value
.env ファイルには必要な数のキーと値のペアを追加できます。Docker-compose でコンテナをデプロイすると、.env ファイルが読み込まれ、必要に応じてキーと値のペアが適用されます。
Portainer では、これらすべてが強力な Web ベースの GUI 内で処理されるため、.env ファイルを手動で作成する必要はありません。
Portainer の環境変数機能を活用する方法を説明します。
必要なもの
これを動作させるために必要なのは、Portainer の実行中のインスタンスだけです。これは、Docker の助けを借りて簡単にデプロイできます。
以上です。環境変数を設定しましょう。
環境変数を使ってコンテナを作成する方法
環境変数の割り当て例として、MySQLを例に挙げてみましょう。Portainerにログインし、左側のナビゲーションから「コンテナ」をクリックします。表示されたページ(図A)で「コンテナの追加」をクリックします。
図A

[コンテナーの作成] ウィンドウ (図 B ) で、コンテナーに名前を付け、mysql
[イメージ] フィールドに入力します。
図B

次に、下にスクロールして「Env」タブをクリックします。ここで「環境変数の追加」をクリックします(図C)。
図C

最初の環境変数として、MYSQL_ROOT_PASSWORD キーでルートパスワードを設定し、値には強力かつ一意のパスワードを設定します。再度、「環境変数の追加」をクリックし、MYSQL_DATABASE キーにデータベース名(例:trtestdb)を設定します。MYSQL_USER キーで別の環境変数を追加します。この値は trtestuser などに設定します。最後に、MYSQL_PASSWORD キーで別の強力かつ一意のパスワードを値に設定した環境変数を追加します。
キーと値のペアの完全なリストは、図 Dのようになります。
図D

キーと値のペアを入力したら、上にスクロールして「コンテナをデプロイ」をクリックします。デプロイはすぐに完了し、カスタム環境変数がすべて割り当てられたMySQLインスタンスが稼働します。そのコンテナをクリックすると、下にスクロールしてすべての変数を確認できます(図E)。
図E

これが、Docker 開発者の皆さん、Portainer の Web ベース GUI 内から環境変数を適用する方法です。
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