
Airtableは「データベースの機能をスプレッドシートに適用した、スプレッドシートとデータベースのハイブリッド」と謳われています。しかし、このツールを熟知している人なら誰でも、それ以上の用途があることをご存知でしょう。実際、適切なテンプレートを使えば、Airtableはプロジェクト管理プラットフォーム、コンテンツカレンダー、イベントプランナー、さらにはバグ追跡システムとしても活用できます。
話を続ける前に、Airtableをバグ追跡システムとして使用することは、非常に大規模なエンタープライズクラスのプロジェクトには最適な選択肢ではないかもしれないことをご承知おきください。しかし、小規模から中規模のプロジェクト、特に予算が限られているプロジェクトでは、Airtableは役立つ可能性があります。
参照: 採用キット: バックエンド開発者 (TechRepublic Premium)
簡単にインストールできるテンプレートを使えば、Airtableワークスペースをプロジェクトの脆弱性や問題を追跡するためのプラットフォームに変えることができます。このテンプレートを使用すると、以下のような機能を利用できます。
- 優先度別バグ
- バグパイプライン
- カスタマイズ可能なバグ報告フォーム
- カンバンビュー
- カレンダー。
- チームの使用
これを実行してみるのがいかに簡単か見てみましょう。
バグ追跡にAirtableを使用するために必要なもの
これを実現するために必要なのは、Airtableアカウントだけです。無料アカウントでも有料アカウントでもご利用いただけますが、プロジェクトの規模が拡大する可能性がある場合は、追跡できる問題数に制限がかからないよう、最終的には有料アカウントへの移行を検討されることをお勧めします。
ただし、テンプレートはモバイル版アプリでしか見つからないという点に注意が必要です。そのため、AirtableのWeb版またはデスクトップ版からワークスペースにテンプレートを追加することをお勧めします。
それでは、Airtable をプロジェクトに必要なバグ追跡システムに変えてみましょう。
バグトラッカーテンプレートの見つけ方と使い方
Airtableでバグ追跡システムを構築するには、簡単にインストールできるテンプレートを使用します。テンプレートを追加するには、AirtableのWeb版またはデスクトップ版を開き、新しいワークスペースを作成するか、既存のワークスペースから「Add A Base」をクリックします(図A)。
図A

[ベースの追加] をクリックし、表示されるウィンドウ (図 B ) で右側のナビゲーションにある [すべてのテンプレートを表示] をクリックします。
図B

検索フィールドに「Bug」と入力すると、2 つの異なるバグ追跡テンプレートが表示されます (図 C )。
図C

「Bug Tracker」というテンプレートをクリックし、表示されるウィンドウ (図 D ) で「テンプレートの使用」をクリックします。
図D

既存のワークスペース内から「ベースの追加」をクリックした場合でも、テンプレートを配置するワークスペースを選択するよう求められます。ドロップダウン(図E)をクリックし、ワークスペースを選択して「ベースの追加」をクリックしてください。
図E

新しいベースが作成されると、ツールを使い始めるのに役立つデモ データが豊富に用意された新しい Bug Tracker アプリ (図 F ) が表示されます。
図F

覚えておくべき点として、このアプリ用のカンバンビューも作成する必要があります。これにより、各課題のステータスを複数の方法で確認できるようになります。そのためには、「作成」セクション(メインウィンドウの左下)で「カンバン」をクリックします。カンバンボードに名前(「カンバン」など)を付け、編集権限を持つユーザーを選択して、「新しいビューを作成」をクリックします(図G)。
図G

次に、グループ化フィールド (図 H )を選択するように求められます。グループ化フィールドによって、カンバン ビューの各列の並べ替え方法が決定されます。
図H

「完了」をクリックすると、さまざまな問題を理解するのに役立つカンバンビューが表示されます。
皆さん、Airtable サービスを利用してバグ トラッカー アプリを作成する方法はこれですべてです。
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