
Bitwardenは、市場で最も強力で柔軟性が高く、ユーザーフレンドリーなパスワードマネージャーの一つです。このツールには、おそらく使いこなせないほど多くの機能が搭載されていますが、スキルレベルを問わず、どんなユーザーにとってもBitwardenはそれほど難しいものではありません。
参照:パスワード侵害:ポップカルチャーとパスワードが混ざらない理由(無料PDF)(TechRepublic)
Bitwardenで私がよく使う機能の一つがオートフィルです。この機能を使うと、ユーザー名とパスワードによるログイン認証が必要なサイトにアクセスし、Bitwardenのウェブブラウザ拡張機能アイコンをクリックしてマスターパスワードを入力し、表示されたエントリをクリックするだけで、Bitwardenがユーザー名とパスワードの両方を自動入力してくれます。
こうすることで、ユーザー名もパスワードも入力する必要がなくなります。もちろん、指への物理的な負担が軽減されるだけではありません。パスワードを入力しなくて済むことで、ログイン時のセキュリティがさらに強化されます。まさにwin-winの関係です。
オートフィルの金庫エントリを作成するために必要なもの
これを機能させるために必要なのは、有効な Bitwarden アカウント、Web ブラウザー拡張機能、および新しい Vault エントリ用に追加される資格情報だけです。
以上です。仕事に取り掛かりましょう。
オートフィルエントリを作成する方法
オートフィル入力に関する大きな混乱は、モバイルアプリで発生します。Bitwardenをモバイルとデスクトップの両方で使用している場合、ある情報が動作を混乱させていることに気付くでしょう。それは、URLに似たアドレスであるUniform Resource Identifier(URI)です。
たとえば、Android アプリから Bitwarden の保管庫にエントリを保存すると、URL は次のようになります。
androidapp://com.bank.ecommerce.mobile
なんと、そのURIはAndroidアプリ用であり、ウェブサイト用ではありません。これが混乱の原因であり、モバイルデバイスから入力したエントリがウェブブラウザ拡張機能のオートフィルとして機能しない理由です。
その理由は、ブラウザ拡張機能がサイトの標準的なURLを検索するためです。そのため、ウェブブラウザでexample.comにアクセスした際に、Bitwardenのエントリが の場合androidapp://com.example.mobile
、ブラウザ拡張機能はオートフィルに一致するエントリを見つけることができません。
URIを編集するのが良い方法だと思うかもしれません。しかし、そうするとモバイルアプリがそのエントリを認識しなくなります。
混乱していますか?説明させてください。
Bitwardenをモバイルとデスクトップの両方のクライアントで使用する場合、モバイルアプリとウェブサイトの両方にエントリを作成することが重要です。モバイルアプリの場合は、Bitwardenにエントリを作成させるのが最善策です。そうしないと、URIを自分で決める必要があります。
デスクトップ版のエントリは、Bitwarden で作成し、サイトの URL を URI として必ず追加します。この例では、URI として https://example.com を使用し、エントリにユーザー名とパスワードの両方を追加しました。このエントリを保存してください。
オートフィル用のWebブラウザ拡張機能の使い方
オートフィル機能を使用するには、ブラウザでログインしたいサイトを開き、ブラウザツールバーのBitwarden拡張機能アイコンをクリックします。マスターパスワードを入力すると、サイトの入力ポップアップが表示されます(図A)。
図A

自動入力機能が利用できるのは、入力されたURIがサイトのURLと一致しているためです。Bitwarden拡張機能のポップアップでその入力をクリックすると、Bitwardenがユーザー名とパスワードの両方を自動入力します。
セキュリティに気を遣う皆さん、Bitwardenの非常に便利なオートフィル機能の使い方はこれで全てです。この機能を日々の習慣にうまく取り入れれば、パスワードマネージャーが現代において必需品となった理由の一つが理解できるでしょう。
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