Excel 2007 の新しいテーブル機能により、数式をコピーする必要がなくなりました。データ範囲をテーブルとして定義すると、Excel が自動的にコピーを実行します。
テーブルはExcel 2007の新機能です。最初は「冗長…一体誰が使うんだ?」と思うかもしれません。一見、データ範囲に凝った書式を簡単に適用できるだけのように思えますが、テーブルはそれだけではありません。テーブルには、生産性と効率性を向上させる特別なプロパティが備わっています。
表にはたくさんの機能がありますが、私のお気に入りの機能は数式のオートフィルです。通常は数式を入力し、フィルハンドルを使って必要に応じてコピーします。例えば、下図のデータ範囲で、セルF3にB3からE3までの合計を求めるSUM()関数を入力します。そして、フィルハンドルを使ってその数式をF4からF6にコピーします。
データ範囲をテーブルとして定義すると、ExcelはF3キーの数式をF4キーからF6キーに自動的にコピーします。そのためには、まずデータ範囲を以下のようにテーブルとして定義する必要があります。
- データ範囲を選択します。この場合はA2:E6です。
- [挿入]タブをクリックします。
- [テーブル] グループの [テーブル]をクリックします。
- 「OK」をクリックして「テーブルの作成」ダイアログボックスを閉じます。Excelはデータ範囲をテーブルとして書式設定します。
次に、セルF3に次の関数「=SUM(B3:E3)」を入力し、Enterキーを押します。すると、Excelが自動的に数式を表の残りの行にコピーします。列幅の調整や列見出しの入力は必要ですが、数式をコピーするだけで面倒な作業が一つ減ります。
大した問題ではありませんが、Excel にもっと多くの作業を任せられるなら、そうしない手はありません。この特別な動作は、大規模なデータ範囲を扱うときに役立ちます。
行の動作は異なりますが、それでも非常に便利です。簡単に見てみましょう。セルB7に「=SUM(B3:B6)」という関数を入力します。すると、セルの横にドロップダウン矢印が表示されます。それをクリックすると、関数の一覧が表示されます。一覧から関数を1つ選択するだけで、現在の関数をすぐに更新できます。
生産性と効率性を高めるために Word の表をどのように使用していますか?

スーザン・ハーキンス
スーザン・セールス・ハーキンスは、デスクトップソリューションを専門とするITコンサルタントです。以前は、世界最大の技術雑誌出版社であるコブ・グループの編集長を務めていました。