openSUSE または SUSE でパッケージのインストールを簡単にしたい場合は、パターンが鍵になると Jack Wallen 氏は考えています。

主要なLinuxディストリビューションの中で、openSUSEとSUSEは常に軽視されているように思われます。プラットフォームの強力さを考えると、これは残念なことです。openSUSEまたはSUSEをオペレーティングシステムのローテーションに加えるべき理由は数多くあります。その一つが、プラットフォームが長年にわたり非常にユーザーフレンドリーになっていることです。そのことを示す簡単な方法の一つは、コマンドラインからパターンをインストールできることです。
これを説明する最良の方法は、LAMPサーバーのインストールをデモンストレーションすることです。UbuntuプラットフォームではLAMPサーバーは既にご存知かもしれません。コマンドラインから次のコマンドを実行すると、サーバーに本格的なLAMPスタックをインストールできます。
sudo apt-get install lamp_server^
コマンドが完了すると、LAMP スタックの準備が整います。
openSUSEとSUSEはどちらも、パターンという形で、以前から非常によく似た機能を提供してきました。パターンはzypperコマンドラインツールで使用され、パターンに基づいて複数のアプリケーションを簡単にインストールできます。
パターンとは何ですか?
openSUSEおよびSUSEプラットフォームでは、パターンとは簡単にインストールできるソフトウェアパッケージのグループを指します。*SUSEパターンは、RedhatおよびFedoraシステムのgroupinstallオプションに似ています。パターンを使用すると、関連するソフトウェアをまとめてインストールできるため、個別にインストールする手間が省け、大幅な時間節約につながります。
Ubuntuでは追加のコマンドライン引数を使わずにパターンをインストールできますが、*SUSEではコマンドラインを多少変更する必要があります。その方法を見てみましょう。
指揮系統
openSUSE または SUSE にパターンをインストールする方法は簡単です。コマンドの構造は次のようになります。
zypper in -t pattern PATTERN
ここで、PATTERN は実際にインストールするパターンです。LAMP サーバーの例に倣いましょう。LAMP パターンを正常にインストールするには、zypper コマンドは次のようになります。
zypper in -t pattern lamp_server
上記のコマンドを実行すると、LAMP サーバーを起動して実行するために必要なものがすべてインストールされます。
では、他のパターンはどうでしょうか?インストール可能なパターンを推測するのは、もちろん面倒です。zypper search -t patternコマンドを実行すると、インストール可能なパターンの完全なリストが表示されます(図A)。
図A

簡単なコマンドで、上記のいずれかのパターンをインストールできます。以下に簡単な例をいくつか示します。
zypper in -t pattern voip
âzypper in -t pattern gateway_server
âzypper in -t pattern mail_server
âzypper in -t pattern office
âzypper in -t pattern print_server
âzypper in -t pattern
以上が、openSUSE および SUSE でのパターンを使用した簡略化されたパッケージ インストールの要点です。
常に学ぶべきこと
まず最初にすべきことの一つは、ターミナルウィンドウを開いてコマンド「man zypper」を実行することです。そこから大量の情報が見つかり、Linuxの学習に大いに役立ちます。zypperのマニュアルページを読めば、パターンだけでなくパッケージマネージャー全体への理解も深まるでしょう。
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ジャック・ウォーレン
ジャック・ウォーレンは、TechRepublic、The New Stack、Linux New Mediaなどで受賞歴のあるライターです。20年以上にわたり様々なトピックを執筆し、オープンソースの熱心な推進者でもあります。ジャック・ウォーレンに関する詳細は、ウェブサイトjackwallen.comをご覧ください。