連番のリストを作るのは、一見難しく聞こえるかもしれませんが、それほど難しくはありません。表を作成できれば、連番のリストも作成できます。
Wordで連番リストを作成するのは、難しそうに思えるかもしれません。確かに番号付きリストはすぐに作成できますが、その機能はテキストを追加して使うため、何かに番号を振ることになります。数字だけのリストを作りたい場合は、もう少し手間がかかります。WordのSEQフィールドが思い浮かぶかもしれませんが、このソリューションはテンプレート型の番号付けに適しています。つまり、このフィールドは文書やラベルなどに番号を振る場合に最適です。ただ連番のリストを作りたいだけなら、あまり適していません。そのように使うこともできますが、手間がかかるので、その価値には見合わないでしょう。
別の方法
必要以上に手間をかけるよりも、リストを収めるために必要な行数を持つ1列の表を挿入しましょう。次に、Wordの番号付け機能を使って、その列に番号を付けます。最後に、表をテキストに変換します。結果として得られるリストは固定番号のリストなので、その制限を受け入れる必要がありますが、制限を許容できる場合は、この方法の方が他の多くの解決策よりも間違いなく優れています。
この簡単な手法を説明するために、1 から 100 までの連続リストを作成します。まず、1 列と 100 行のテーブルを挿入する必要があります。
- テーブルを配置する場所にカーソルを置きます。
- 「挿入」タブをクリックします。「表」グループの「表」ドロップダウンから「表の挿入」を選択します。Word 2003では、「表」メニューから「挿入」を選択し、「表」を選択します。
- 表示されるダイアログで、「列数」フィールドに 1 を入力し、「行数」フィールドに 100 を入力します。
- 「OK」をクリックします。結果の表には1列と100行が含まれます。
次の手順では、次のように列に番号を付けます。
- テーブル セレクター (上の図で丸で囲んだテーブルの左上隅の小さな四角) をクリックしてテーブルを選択します。
- [ホーム]タブをクリックします。
- 「段落」グループの「番号付け」をクリックします。Word 2003では、「番号付け」は「書式設定」ツールバーにあります。これで、1列100行の表が作成され、1から100までの番号が順番に並んでいます。
表をテキストに変換するのが最後のステップです。
- 表を選択した状態で、「コンテキストレイアウト」タブをクリックします。次に、「データ」グループから「テキストに変換」を選択します。Word 2003の場合は、「表」メニューから「変換」を選択し、「表をテキストに変換」を選択します。
- 表示されるダイアログで「OK」をクリックします。表ではデフォルトで段落記号が列を表すのに使用されているためです。これで番号付きリストが作成されましたが、表やリスト項目はなく、番号のみが表示されます。
結果は番号付きリストとなり、同様に長所と短所があります。例えば、次のようにすれば、各番号の後のピリオドとインデントプロパティを簡単に削除できます。
- リスト内の任意の場所を右クリックし、表示されるコンテキスト メニューから [番号付け] を選択して、[新しい番号形式の定義] を選択します。
- 「数値形式」フィールドで、ピリオド文字を削除します。
- [配置] ドロップダウンから [右] を選択します。
- [OK]をクリックします。
リスト内の番号は、シーケンスを再開するか、新しい開始番号を指定することで変更できます。リストのスタイルも変更できます。このリストは番号付きリストなので、通常の番号付きリストと同じように操作できますが、一つ例外があります。リストは書式設定が簡単ですが、固定されているということです。項目を削除するとリストはそれに応じて更新されますが、番号を追加する方法が見つかりません。