小規模ボットネットの急増 - TechRepublic

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F-Secure の研究者らは、サイバー犯罪者がボットネットの規模を縮小し、ソフトウェア セキュリティ企業がボットネットの活動を追跡して阻止することを困難にしていると述べている。

ボットネットが「多数の侵入されたコンピュータ」と定義されていることを考えると、ボットネットの規模が小さいというのは矛盾しているように聞こえます。しかし、F-Secureの研究者によると、サイバー犯罪者はボットネットの規模を縮小することで、ソフトウェアセキュリティ企業によるボットネットの活動の追跡と封じ込めを困難にしているとのことです。

サイバー犯罪者は、ウイルスや未修正の脆弱性を利用してコンピュータを「ゾンビ」化します。コンピュータが侵害されると、オンライン時に中央ノードに指示を報告します。

ゾンビが十分な数に達すると、この「ゾンビ軍団」、つまりボットネットはスパムを送信したり、他のマシンにさらなる攻撃を仕掛けたりするために利用されます。遠隔操作されるボットネットは、数時間でわずか100ドルという低価格でレンタルされることも増えています。

News.comからの抜粋:

…ウイルス対策会社F-Secureの研究者らは、大規模なボットネットの作成ではサイバー犯罪者にそれほど大きな利益がもたらされないため、こうした大規模ネットワークが侵害されたコンピューターの小規模なグループに分割されつつあると報告している。

… F-Secure によると、ボットネットの犯人は、大規模なボットネットを避けるなど、慎重すぎるくらいの行動をとっている。なぜなら、そうしたネットワークを制御する中央サーバーがダウンすれば、ボットネット全体が失われるからだ。

F-Secureのセキュリティ対応チームのプログラムマネージャー、ミカ・スタールバーグ氏は次のように要約した。「彼らはすべてのリスクを一つのバスケットに詰め込みたくないので、より小規模なボットネットを運用しているのです。」

管理しているコンピューターでゾンビ活動に遭遇したことがありますか?コンピューターがボットネットに参加していないことをどのように確認していますか?

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ポール・マー

ポール・マーはシンガポール在住のライター兼ブロガーで、長年にわたりIT業界で様々な役職を経験してきました。彼はテクノロジー系ガジェット、スマートフォン、ネットワーク機器をいじるのが好きです。

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