
私は長年Webminのファンです。より新しく、より使いやすいWebベースの管理ツールは数多くありますが、Webminは市場で最も成熟度が高く、堅牢なツールの一つです。新しい機能を簡単にインストールできるモジュール式システムを採用しているため、Webminでできることはごくわずかです。また、多くの機能が既に組み込まれているため、ソフトウェアをすぐにインストールして使い始めることができます。
参照: 知っておくべきオープンソースと Linux の用語 40 選 (TechRepublic Premium)
Webminで実行できる非常に重要なタスクの一つは、サーバーにインストールされているソフトウェアのアップグレードです。さらに便利なのは、ユーザーがログインしていない時間帯や重要なサービスが必要な時間帯にアップグレードをスケジュール設定できることです。
まさにその方法をこれからお見せします。
アップグレードをスケジュールするために必要なもの
これを実行するには、Webmin のインスタンス(選択したサーバーにインストール済み)と sudo 権限を持つユーザーが必要です。これで完了です。
アップグレードのスケジュール設定方法
最初に、https://SERVER:10000 経由で Webmin にログインします。ここで、SERVER はホスティング サーバーの IP アドレスです。sudo 権限を持つユーザーとしてログインします。
ログインしたら、左側のナビゲーションで Webmin タブを選択し、[システム] | [ソフトウェア パッケージの更新] (図 A ) をクリックします。
図A

表示されたページ (図 B ) で、[スケジュールされたアップグレード] タブをクリックします。
図B

スケジュールされたアップグレードのページは、私が望むほど柔軟ではありません。スケジュールを細かく設定できないからです。実際、できることは、いつアップデートをチェックするかを決め、アップデートの通知のみを受け取るか、セキュリティアップデートのみをインストールするか、すべてのアップデートをインストールするかを選択することだけです。アップデートの曜日や時間を指定することはできません。
それでも、アップデート情報を把握するには非常に便利な方法です。アップグレードを手動で行いたい場合は、アップデートが利用可能になった際に通知を受け取るように設定すれば、適切なタイミングでタスクを実行できます。
いずれの場合も、手順は次のとおりです。まず、「パッケージ更新のスケジュール」ページ(図C)で「はい、毎」をクリックし、ドロップダウンから時間、日、週のいずれかを選択します。
図C

次に、「メールによる更新レポートの送信先」セクションにメールアドレスを追加し、更新が利用可能になった際にWebminが実行するアクションを選択します。スケジュールを設定したら、「保存」をクリックします。設定を保存すると、Webminは「スケジュールによる更新チェックが有効になりました」と報告します。
これで完了です。スケジュールされた更新を無効にしたい場合は、「スケジュールされたアップグレード」タブに戻り、「スケジュールに従って更新を確認する」オプションで「いいえ」をクリックしてください。
毎日の管理タスクが簡単になりましたことをお祝い申し上げます。
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